212 名前:選曲してください[sage] 投稿日:2009/05/21(木) 21:30:56 ID:BS+HA1J/ [2/4]

息を伸ばす(これ自然に腹式ですね)
ブレスの訓練を行うと良いと思います。
 少しずつ時間を伸ばし、時間を長く出来るように訓練しましょう。
 あまり無理しないようにしてください。時計を準備しましょう。

1、くちびるを少しあけた状態で、歯を軽くかみ合わせた状態を準備します。
2、からだの力を抜きましょう。
3、 軽く「スー」と言いながら息を吐きます。 (スー;空気が歯の間から出る音です)
4、はじめは3秒間息を吐出しましょう。(3拍ブレス)3秒間はフォルテシモを想定して宜しいと思います。
5、息は3秒間で、すべて吐き切りましょう。吐く息の量は常に一定量として滑らかにお願いします。(「息」=実際歌う時は「声」となります。)
6、何回か繰り返しましょう。
7、次に5秒間ブレス(5拍ブレス)を行いましょう。5秒間はフォルテと想定して行いましょう。
8、何回か繰り返し次は、10秒間ブレスを繰り返します。
  疲れたらここでやめましょう。(「1秒」を「1拍ブレス」と呼びます。)
9、次に15秒間ブレスです。  当然時間が長くなればなるほど、出す息の量は少なく(P;ピアノ)になります。
10、20秒ブレスを行い。
11、最終的には、30秒ブレスまで行います。   30秒ブレスは、吐きだす息の量は出来るだけ少なく。(PP;ピアニシモです。)
 30秒までチャレンジ出来れば、歌唱上の息を出す時間は、ほぼ確保出来たと 判断出来ると思います。
 いずれの場合も息は完全に吐き切ることです。
 息を吐き切れば、吐き切る時点で、お腹(お腹の下の部分)が最高にしぼみ、次にお腹が  元の大きさに戻る作用で  息を自然に吸うことが出来ています。(腹式呼吸)
 息を吐く時は、均等に(声の大きさに例えれば常に一定の状態とします。)



213 名前:選曲してください[sage] 投稿日:2009/05/21(木) 21:32:37 ID:BS+HA1J/ [3/4]

 この30秒ブレスが可能になれば、声を長く伸ばしながら途中でクレシェンド することが可能となります。
 息を均等に吐くことが出来れば、声も安定して出すことが可能です。ちなみに、長い人は1分程度出来る人もいます。
 大勢でこの訓練を行う場合は、疲れたら中止してください。
 集団で行う場合は、指導者は、3拍(3秒)の場合あらかじめ3拍ブレスと皆に告げて1、2、3拍と言いながら、15拍の場合も30拍の場合も同様に行なうと
 残り時間とか息の配分が調整出来ますから、指導者のかたは1〜30までをカウント指揮しながら行いましょう。(1拍は1秒として行ないましょう。)
 そのほうが行く先が見えるので、配分がわかり安心して行え更に上達も早くなると思います.
注意 集団でおこなう場合は、酸素不足におちいりやすくなるので、部屋の換気(窓を時々あける)を充分行いましょう。
    (集団で行うと、密閉された室内において室内の空気が薄くなり酸素欠乏で倒れたりする事例があります。)

この訓練の目的は、息を伸ばす、滑らかな発声を得る、声の支えを得る、つまり声を出した時に安定した声をあるいは長時間
安定した声を得ることにより歌い出しの安定、歌唱時の安定、粘りを得るために行います。
腹式呼吸の訓練と併用すれば更に効果が期待できると思います。
この訓練の時に、例えば3拍の場合は通常はテヌート→テヌート→テヌートですがアクセント→アクセント→アクセントあるいは
テヌート→アクセント→テヌートなどもメニューとして行えば更に効果的だと思います。


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